♪シアワセの種@まひろ♪の別館ネタばれニッキです
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2012.06.21 Thursday / - / -

アマツカゼ・覚書(ネタバレ記憶録)〜本編・その3

【その2からの続き】  第2幕

緞帳が上がると、不動の屋敷内。
片方の肩を出した女たちが妖艶に踊り、男たちも酒を飲み、うかれて踊っている。
凪が、約束どおりたった3日で織田の砦を墜とした祝いの酒盛りだ。

宴のさなか、凪が帰還してくる。
「俺は今、モーレツに感動しているぅぅ〜〜!」凪の足にかじりつく影村。
(ちなみに、この台詞は、戦国のときに風助と雷蔵のやりとりを聞いていた竜巻が、男の友情に感動しちゃったときの台詞でもある。あん時には雷蔵役で感動されてた西ノ園さんが、今回は感動する方になってるのがね、また^^)
不動も出てきて成功をねぎらうが、凪の表情は沈痛なまま。
「いや、失敗にございます。押し流したのは砦だけはありませんでした」。
ところが、
「もとより、あそこに織田の砦などない」。
その村は、一揆の首謀者をかくまうと噂が合った村で、周辺へのみせしめとしてつぶしたかったのだ、と不動。

    *・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

騙されたことへの怒り、自分の罪への自責の念、やりきれなさと、悔しさと・・・・いろんな感情に押しつぶされそうになって、表情をなくしてたたずむ凪。
「山城の連中は、いい酒呑んでるなぁ〜・・・・」
だれもいなくなった宴の後から、やおらお面を外して起き上がったのは、あの男。
「すごいな、お前。たった3日で織田の砦を墜としたってな」。
「・・・あぁ。おまえのおかげだ・・・・」力なく顔を背ける凪。
バカヤロウ!ふざけるな! 哀しい怒りをぶつける男。
そこへ、舞台中央の階段からひょっこりと仁雷が顔を出す。
陽炎の伝言を伝えに来た、と。声に、怒りが滲んでる。
あの日、深手を負った陽炎だが「やっと目を覚ましたよ!一人じゃまだなんにもできないけどよ!」
陽炎の伝言は『私は大丈夫だから、若は何も気にしないで』
「俺が、あいつの手足になる!だからおめぇは一人でてめぇの道とやらを行け!」
どこまでもけなげな陽炎と、そんな陽炎に全部まるごと惚れてる仁雷の男気に、泣けちゃうよ。

「俺を仇と狙っていたな。俺を討つなら、今だぞ・・・」力なく言う凪に
「今のおめぇは、殺す値打ちもねぇ!」言い捨てて去っていく仁雷。
男も、また、去っていく。

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イメージの中、灰色の布を纏い、笠を被った人たちが静かに凪を取り囲む。
「お前には、何がわかる」笠をとる仁雷。
「貴方には、何が見える」陽炎。
「お前には、何が聞こえる」男。
「貴方には、何ができる」りん。
鳴り響く、木魚の音と鐘の音。弔いの列。

「お前には、何も出来ない!」壇上から、不動。
キッと顔を上げた凪は、舞台中央の縁に隠してあった鉄砲を掴んで、叫びながら不動を撃つ。
  ーーーー暗転ーーーーー

   *・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

神ノ岳。
仁雷と、おんぶされた陽炎の姿。
相変わらずのやりとりで憎まれ口をたたきながらも、心を許しあってるのが見て取れる二人。
だいたい、どうしてあんな冷たい男のためにそんなにしてまで・・・と文句をいう仁雷に、
若は、本当は笑顔を絶やさない優しい人なの!と猛然と抗議する陽炎。
「あんなことがなければ、若は、やさしい若のままでいられたのに・・・」
7年前。
凪は谷村家の子息で、陽炎の父は谷村に仕えていた。
ある日、娘のりんを嫁にほしいと山城不動が言ってきた。
それを拒むと、不動は“虫”と呼ばれる賊を使って谷村の家に夜襲をかけ、凪の親や陽炎の父を殺した。
幼かった陽炎を逃がしてくれた若は、妹・りんを守って最後まで戦ったが力及ばず、
りんは攫われ、不動は若に戯れに凪と名づけ、配下に置いた。
悔しかったら、這い上がってきてワシを倒しりんを取り戻してみるがよい、と。
その日から、若は、笑わなくなった。
りんを取り戻すために、修羅の道を選んだのだと。
「だから!今度は私が、若を助ける番なの!」

このとき、舞台手前に陽炎と仁雷が立ってて、シルクスクリーンみたいなのの後ろ側で、りんを庇いながら“虫”と必死で戦う凪がスローモーションで殺陣をしてるの。
桃太郎さんみたいな袖なしのちゃんちゃんこみたいなの着て(って書いたら、なんかすごく変なんだけど、でも、日本一って書いてある桃太郎さんの四角っぽいヤツみたいなの。裃じゃないしなー名前、なんだっけ;;;)頭に白いハチマキ巻いてて、ふっくり初々しい感じなの^^泣き喚きながら、下手な太刀裁きで、一生懸命戦ってるの・・・・。


そこへ、例の(!)突風と木の葉。
「この流れは・・・・・」そう、あっという間に牢の中へ(笑)
「なんだ、お前らか・・・」と男、登場
凪を知らないか、と必死で訊ねる陽炎。
母の命日だけは不動が影武者を使わないことを知っていた凪は、法要の参列の不動に向かって鉄砲を撃ったが失敗、それから行方がわからないのだと。
悔しいけど、私じゃダメだから、あのとき、若が笑顔を見せたアンタだったら、若を助けられるんじゃないかって!
悲痛な陽炎の願いも、男には通じない。
そんな男に、今度は仁雷が「あいつは“あの日”から、変わっちまったんだとよ!」と顛末を聞かせる。
その話を聞いた途端、表情が曇る男。

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舞台奥、壇上に、張りつけられ、ぐったりとした凪。
不動に捕えられ、まさに鉄砲隊が凪に向かって引き金を引こうとしたとき、仁雷と陽炎が助けにやってくる。
陽炎が不動の配下をひきつけて戦う間に、凪の手械を外して助け出す仁雷。
「アンタ、なんで俺のことを・・・」
「お前が死ぬと、嫁が悲しむ!」「嫁になった覚えはなーい!」
3人を取り囲むのは影村率いる不動軍。
「やはり仲間だったのか。助けに来るのも計算のうち、3人纏めて斬り捨てろ!」

このピンチに、突風と共に男が登場。
りんを人質に窮地を救う作戦だ。
「お前、なんで・・・」と絶句する凪に
「お前こそ、なんであの山のことを黙ってた?金山のことを不動に知らせていればこんなことにはならなかっただろうに」と問う男。
「お前を、二度も裏切りたくなかった」答える凪。
ひとあし先に、いつかの帆布を凧にしてりんを連れて神ノ岳に飛び去る男。
(この帆布の凧がねー、人形だとまるわかりの二人をくっつけてシューッって上手から下手へ飛んでくのがねー、ちょっとも少し本物っぽくなんなかったのかなーってね、ま、残念な感じでは、あるのよ;;;)

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追われながら神ノ岳を目指して走る凪・陽炎・仁雷。
でも、わき腹に負った傷が治りきっていない陽炎は、これ以上走れそうにない。
抱えようとした凪の手を振り払って、私はいいから、若は行って!と叫ぶように懇願する陽炎。
この先もまた、人を斬るのですか、
若が、今、おりんさまを助けなければ、これまで若の手にかかって死んでいった者たちが浮かばれません、と。
凪の目、涙がいっぱいでキラキラ光ってて、でも、陽炎を見る横顔がね、苦しくて切なくて、愛しくて、でも・・・っていろんな想いが滲んでる大人の男の表情でね。
搾り出すように請う陽炎の想いを受け止める凪。
後ろから右手で頭を抱きこんで、左手で肩を抱き、頭に頬を寄せて
「追っ手に見つからぬよう、じっとしていろ」と。
ありったけの想いを込めて、言うの。
正面を向いてその言葉を聞いてた陽炎が、たまらなくなって顔をゆがめるのね、長い間の祈りと想いがやっと報われて、でも・・・って。ほんとに万感迫る表情で、もう、まりかちゃん、すごいの。
でもね、向き直って凪を見つめた陽炎は、また、気丈に言うの。
「誰に向かって言っているのです、私は、忍びですよ!」
この陽炎に、もう号泣。
自分の身よりも若が大切で、
志を遂げようとする若の邪魔になるものは、どんなものでも渾身で排除する、たとえそれが自分自身であっても・・・・そんな陽炎の想いの深さに、泣けて泣けてしょうがなかった。
見つめる凪の目から、ぽろりと涙が転がり落ちて、でも、気持ちを断ち切るように走り出すの。

若を見送った陽炎は、今度は仁雷に叫ぶ。
「何をしているの!あんたも早く行きなさい!若を神ノ岳へ連れて行って!」
若を無事に送り届けたら、夫婦になってあげるからさ・・・だから、早く、と泣きながら訴える陽炎に、仁雷も応える。
「帰ってきたら、二人で祝言あげような。花火みたいに派手なヤツ・・・だから死ぬんじゃねぇぞ!!」
仁雷が走り去るのを見届けた陽炎。
「・・・お願い!!」喉が千切れんばかりの叫び。

不動軍の追っ手がやってくる。
「凪はどこだ!?」
相手を見据えてゆらり、と立ち上がる陽炎。
「凪なんて、知らないわ・・・・私の若は、凪なんて名前じゃない!」
気力を振り絞って戦うも傷を負っている陽炎が侍たちに敵うわけもなく、追い詰められる。そこへ、
「花婿、参上!!」帰ってきた仁雷。
「なんで帰ってきたの?! 若は?!!」
「アイツなら、一人でもちゃんと神ノ岳へたどり着くさ。それより、おめぇには手足が必要だ!」
「なんで女房の言うことが聞けないの!?」
「俺は、亭主関白だぁぁーーー!」猛然と敵に立ち向かう仁雷。
自分も戦いつつも、陽炎に襲い掛かる兵士がいれば、必ず守りにいくの。
仁雷、すっごく!めちゃめちゃ!泣きそうにカッコイイぞーーーーー!
でも、仁雷、陽炎を庇ってやられちゃうの。
「アンタの作った握り飯、もう一回食べたかったなぁ・・・・」って言い残して。
仁雷に泣きすがってた陽炎が、立ち上がる。
「よくも、よくも私の亭主を・・・・!」
仁雷のために、戦って、戦って。
だけど、めった刺しにされちゃう。最期に花火の玉を手に、花火と一緒に散ってくの。
二人の祝言の花火。死出を飾る花火。
スローモーションでやられる陽炎を背景にスローモーもションで神ノ岳に向かって走り続ける凪。
腰を落して、森を掻き分け、走り続ける。
スローモーションなのに、本当に疾走しているのをハイスピードカメラで撮影したみたいなの。
夜空に開く花火に、陽炎と仁雷の最期を悟る凪。

  *・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


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2012.06.21 Thursday 19:54 / - / -

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