♪シアワセの種@まひろ♪の別館ネタばれニッキです
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2012.06.21 Thursday / - / -

アマツカゼ・覚書(ネタバレ記憶録)〜本編・その2

【その1からの続き】

場面は神ノ岳。深いグリーンの照明と樹木の影で鬱蒼とした森を演出。
あたりに気を配りながら上手から部下を連れて凪が歩いてくる。
「・・・なぜ、俺まで・・・」。なぜか、影村も一緒(笑)
もう、このあたりで切り上げましょうと凪に影村が泣きついていると、どこからともなく不気味な唸り声が・・・・。
唸り声はだんだん近づく。
「殺ぉぉ〜す・・・・」身構える一行。
「殺さなぁ〜い・・・・」コケる一行。凪だけは少しカクッとするだけで、クールな訝しそうな表情。
「殺〜す、殺さな〜い・・・・」森の奥からふらついた足取りの仁雷登場。
凪を殺すべきか迷っていたら、本当に道に迷ってしまったらしい。
まったく相手にしない凪にキレる仁雷。「お前みたいに血も涙もないヤツはやっぱり殺す!」襲い掛かる。
そこに若を守るため陽炎、登場!
仁雷のカンケイを誤解されまいと「違うんです!」と凪に弁解する陽炎に
コイツらは仲間なのか!?と影村に感づかれ、陽炎「しまったぁぁ!」。
その時、突然起こった風と木の葉のかく乱みたいなのに巻きこまれて、風神の祟りか!?と逃げ帰る影村たち。

   *・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

残ったのは、凪と陽炎、仁雷。
それが風神の祟りではなく、山の反響(と、ナントカ)を利用した、人の手によるトリックだと見破る凪。
出てきたのは、先般、不動の元に来た“占い師”。
この山は自分の山だから、こうやって“風神の祟り”を装って人を寄せ付けないようにしていたのだという。
「だから、占い師に化けて不動に山に近づくなと言ったのか!?」
俺の道を邪魔するヤツは許さない、と刀を抜く凪。
再び、罠が仕掛けられて牢に閉じ込められる陽炎と仁雷。
「戦なんてしたって、無駄に血を流すだけ。戦をしなければ負けない」という男と
「勝たなければ意味がない」という凪。
「負けないことも大切だ」
「負けるが勝ち、ということか?!」
折り合わぬ問答に斬りかかる凪、避ける男。

「何故、刀を抜かぬ!!?」
「風神のからくりを見破ったのはお前が初めてだ。頭もいいし、腕もたつってか」
互角の攻防の末、ついに凪の一振りが男の首元に!
・・・・と、二人がぐるりと向きを変えると、凪の刀を男が口で咥えている。
「俺は、口がたつ」ニヤリと男。
これ!戦国で嵐山に斬られた風助が同じように口で刀を咥えて「言ったろ?俺は、腕は立たぬが口は立つんだ」ってニヤリと笑うシーンがあるの!風助さぁぁ〜ん!
逃げる男、追う凪。

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岩だらけの山。赤茶けた照明。
ぜぇはぁ言いながら、階段セットの上部から男、そして追いかける凪が登場。
二人とも、疲れ果ててもう限界。倒れこむ。
「何のために戦うのか、お前の進む道の先には、目的を果たしたその先には、何があるんだ?」問いかける男。
登り詰めた先には、この山の頂上みたいに岩ばっかりで何もないんだ、と。
「お前には、見えないのか?」寝転んだまま、天をスッと指差す凪。
「登り詰めた、その先には、大きな空が広がってるんだ」
指差す、その指先が綺麗。そして、筋力だけでスーッと上体を起こす動きが、綺麗。
一瞬、小さく驚いた後で、ふっと息を吐いて愛しさと切なさの混じった声で男が言うの。
「お前、面白いな」。
これね、戦国でも、風助が熱く語る雷蔵に言うの「お前は、いいよ。面白い」って。
その言い方も、表情も同じでね、あぁ、風助さんだーって。
「友達になった記念に・・・・」と夜空に花火を打ち上げる男。
「火薬を使って西洋人は鉄砲を作った。でも同じ火薬を使って、唐人は花火を作った」
人を殺すものと人を楽しませるもの、同じものでも使いようだ、と。

山を降りようとする凪。
「あ!そこらは地盤が悪いから・・・・!」と注意する男の言葉を、「その手には乗らぬ」と受け流してどんどん進むと・・・「本当だって!」と慌てて追いかける男と共に、洞穴に落ちてしまう。

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凪を探して彷徨う陽炎と仁雷。(会場を徘徊〜千穐楽では「若ぁ?」なんてお客さんを覗き込んだりしてた^^)
夜空一面の打ち上げ花火に気付いて、二人並んで立ち止まる。
このとき、二人が私の目の前!
まりかちゃん、かわいいv 武田さん、陽炎をガン見しすぎ。顔、ものっそ近い!近い!(爆)
「キレイ・・・・」「キミの方が・・・」肩に手を回そうとしたした瞬間、肘鉄をキメて
「あの花火の下に若がいるに違いない!」走り去る陽炎。
「もうッ!照れ屋なんだからぁッ///」追いかける仁雷(ま、お約束なんだけど、武田さんがやると、なぜかものすごく面白い♪)


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洞穴の中。重なって倒れている男と凪(きださんがBlogで書いてたシーンは、ここ)。
覚醒し、落ちてきたのか・・・・と周囲を見回す凪の目に留まったもの。
「こ、これはっっ!??」
わ〜!わ〜!っと身体全体で岩肌を隠そうとする男。
「こんなところに、湖が・・・・・」
「あ、そ、そっちね^^ヾ」
もちろん、凪もすぐに、男が隠そうとしていた岩肌一面に煌く黄金に気付く。
神ノ岳は、不動の父が見つけた隠し金山だった。
用心深い不動の父は、金山のことは誰にも言わず、風神の噂を流して人を寄せ付けぬようにしたのだという。
次に凪が気付いたのは、奥の方にある、猿のような顔をした石の彫像。
「それは、仏像だ」
近づき、手を伸ばした凪を男が慌てて制する。
「あんま、そういうものには触れないほうがいい、触れると祟りが起こるからな」
(千穐楽では「サル・・・・仏・・・」と凪が呟いてた)

不動の配下である以上、金山のことを報告しないわけにはいかない凪。
そうで、あるならば。
「せっかく友達になったのに、お前をここから帰すわけにはいかなくなっちまったな」
刀を手に(抜かないが)凪に襲い掛かる男。
「その代わり、俺が勝ったら、今度こそ友達な?」
舞台下手ギリギリに凪を追い詰め、勢い良く刀を抜いて振り下ろす!
が、抜いたのは刀ではなく、カラフルな羽のお花みたいなヤツ。
「何故、斬らぬ・・・・ッ!」うめく凪。
「斬ったよ、ココ(胸を指す)を。お前、死んだ!と思ったろ?なら、それで十分だ。無駄に血を流すことない」
あのね、これも、風助が嵐山に一太刀!って場面でやっぱり、抜いたのがお花の剣だったの。風助の思いは嵐山には伝わらなかったけれども、ね。

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「これで、友達決定、だな」と男。
「お前、なんで戦わないんだ?あれだけの腕だ、刀を抜けばそうとう強いのだろう」と問う凪に、
「やめたんだ、人を斬るの」と答える男。
俺も昔は、お前のように上を目指していろんな兵法を考えたりしてた。
でも、たくさん血を流して上り詰めても、しょせん、たどり着いた先はあの岩山みたいになんもないって気付いた。
俺、風のように生きたいんだ。
自由に、いろんなとこへ行って、人を笑顔にする風になる。
この黄金で、船を作って旅に出たいんだ、友達いっぱい乗っけてな。
お前も、俺と一緒に「風」にならないか?
大空を自由に駆け抜ける風に・・・・。

お前に見せたいものがある、と男が出したのは、
天井から降りてきた、大きな帆布。白地に“風”と書いてある。
「お前、ここで、これを一人で縫ってたのか?」
男、にこにこ。
「・・・・・暗いな」
「そんなこといったら、お前だって!
見える!お前の本当の姿が!〔細かいこと言えば、ここも風助さん風味なの)・・・・仕事終わって絵ぇ描いたり粘土こねくり回してる暗〜い姿が!」
ここからちょこっと、日替わりのアドリブでフリスタ関連の小ネタ。
ワタシ的には、無い方が好きかなー・・・ま、でも一般の舞台でもそういうことあるし、今回の量は許容範囲かと。
「お前だって、劇団解散してから友達一人もいねぇくせに!」
「ご心配なくぅーーー!友達ならいますぅーーー!ここに!」凪を指差す男。
指差した手を広げ、握手を求める男。
躊躇ったあと、おずおずと凪が手を差し出そうとした、その時。
悲鳴と共に、陽炎が洞穴に落っこちてくる。
慌てて、手をひっこめる凪。

帰り際、「お前、俺に名を訊いたな」と振り返る凪。
「俺の名は“凪”だ。俺の風は、あの日から止まったまんまだ。だから、風には、なれない」
これまで、誰に名前を訊かれても不動に付けられた名を認めようとしなかった凪が、初めて自分から、その名を名乗るの。
金山のことは、誰にも言わない、と約束して帰ろうとする凪に「また来いよ!今度は遊びに、な!」と声をかける男。
勢いにつられて片手を上げてニコッとしてしまい、我に帰ってそそくさと立ち去る凪。
「!・・・若が・・・・笑った・・・・」心底びっくりする陽炎。

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不動の回想シーン。
息子・不動の強さに恐怖を覚えた父は、息子を手にかけようとして返り討ちにあってしまう。
息子に夫を殺された不動の母は、嘆き悲しみ自害した。



りんの膝枕でうたた寝しながら、父を殺し母を亡くした日の悪夢にうなされる不動。
「ワシの子は、必ずワシを殺しに来る。ワシは、子はいらぬぞ」

そこへ、影村の声。
「神ノ岳で行方知れずになっていた凪が、帰ってまいりました!」

「神ノ岳で何を見た?」
「・・・何も・・・」
これまで冷徹非情でクールだった凪が、明らかに動揺を見せてるの。
男と出会い、忘れよう、捨てようしていた人間らしさが隠し切れなくなってきたのかな。
「命に代えてもか?!」
「・・・何も・・・」
「では、りんの命に代えてもか?!!」
迷い、苦しむ凪。

りんが、突然飛び出し、刀を自分の首にあてる。
「これ以上、兄上が苦しむのを見ておれません!ならば、いっそ!」
母の自害シーンと重なるりんの姿に動揺する不動。
止めようとしてもみあい、はずみでりんの腕を少し斬ってしまった凪に、不動の怒りが爆発する。
「貴様、よくも、ワシの大事なものを!!」
斬りあう不動と凪。
お前は泣き虫のままだ、と恫喝する不動に「俺は強くなった!」と刃向かう凪。
「命が惜しいか」と圧倒的に優位な不動に「目的を果たすまでは死ぬわけにはいかぬ!」と抵抗する。
ならば、川に囲まれた織田の砦をたったひとりで3日以内に堕とせたら許してやる、と命じられる。

   *・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


逡巡しながらも“あの男”に会うために神ノ岳にやってきた凪。
おなじみの突風と木の葉の仕掛けから、男が現れる。
「おかえりなさぁ〜いvご飯にする?それとも粘土?(ここはアドリブ)」牢の扉を開けてニコニコ出てくる男に「お前、俺が斬りに来るとは思わないのか!」と罪の意識からいらつく凪。
今度来るときには遊びにって約束したんだから、と信じてくれる男に、ついた嘘。
本当は織田の砦を崩す知恵を借りに来たのに、農地を拓くためだなんて。
男が教えてくれたのは「川をせき止めて雨を待ち、増水したところで一気に堤防を崩して押し流す」方法。
帰り際、いつかのいんちき占い師の口調で「良い田んぼや畑ができますように・・・!」と凪を信じきった男に、胸が痛む。
「すまん・・・」と呟いて足早に去る凪の胸は、もっともっと痛かったよね。


   *・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


降りしきる雨の中、土嚢を積み上げて川を堰止める陽炎と仁雷。
陽炎のために、ぼやきながらも働く仁雷、下流に織田の砦なんてあったかな、と呟いている。
若があるっていうんだから、あるのよ!手伝ってくれなんて頼んでないんだから、嫌ならいいのよっっ、なんて、仁雷にはとっても強気な陽炎。
そこへ凪もやってきて、堤防の出来と溜まってきた水量に喜んでいると、突然!武装した集団が襲い掛かる。
織田軍か!?と斬りかかろうとして、侍ではなく農民だと気付く凪。
「去れ!民百姓を斬るのは本意ではない!」と攻撃を避けながら必死で叫ぶが、
構わず斬りつけてくる農民に、身体が反射的に動いて斬り返してしまう。
斬ってしまった自分に動転しながらも、なおも戦いを避けようとするも、
武術の基本など知らぬ農民のがむしゃらでめちゃくちゃな斬りつけに、
陽炎が深手を負い、凪はとうとう最後の手段と、せき止めていた堤防を決壊させてしまう。
一気に流れ出す濁流は、もつれあう凪や農民たちも陽炎たちも飲み込み、下流の村を押し流していく。

命綱につかまって、かろうじて助かった凪に、傍らに残った農民が最期の息で言う。
「なんでおらたちの村を。おらたちが何をしたっていうんだ・・・」
織田の砦を崩そうとして、罪もないたくさんの民百姓たちを犠牲にしてしまった。
己の罪に、惑い、苦しむ凪。
水が、農民が、凪の心を攻め立ててがんじがらめにしていくイメージの舞い。
「ぅわ”あ”あ”あ”ぁーーーーーーーーー!!」
凪の絶叫。

幕。

  *・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

1幕、終わってもしばらく身体が硬直してて動けなかった。
右手で左の腕をぎゅーーつと掴んで息をつめてみてたから、
たっぷり30秒位して、ほぅ〜ってため息ついて天井を仰いで。
左腕んとこ、赤くなってた。
あとから思い返すとね、息が止まるくらいカッコイイ智さんがいっぱい浮かんできて、綺麗すぎてカッコよすぎて泣きそうになるんだけどね、
でも、劇場の中にいるときには、智さんじゃなくて凪、なの。
哀しいほどに自分を追い込んで、ギリギリのところで闘ってる凪が、切なくて苦しくて。
ラストの絶叫が、ずっとずっと心で渦を巻いてて、変な話、トイレに行くのももういいやって思っちゃうくらい。
休憩中、ずっと1幕の凪を思い出して過ごしてた。


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2012.06.21 Thursday 15:41 / - / -

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